potass' blog

ポタシウムのことが書いてないブログ。

読書記録:『勝ち馬がわかる 競馬の教科書 改訂版』

読んだ本

  • 勝ち馬がわかる 競馬の教科書 改訂版
  • 鈴木和幸著
  • 池田書店(2021)
  • ISBN:978-4262144672

感想

ここ数年あまり競馬を見ていなかったが本屋でふと目についたので買って読んでみた。
競馬場は府中、中山、中京、京都に行ったことがあるが表面をさらった程度の知識しかなかったので色々な知識を整理するのに非常に役立った。
要は馬柱見て決めりゃいいんだろ?とか思ってた人間だったので調教欄の説明とパドックで何を見るのかという部分は特に勉強になった。
実際競馬場でパドック見るときも小学生並みの感想しかしてなかったし、新聞の調教欄なんてほぼ見てなかった。
まあ大きいレースだとパドック行って馬券買ってるとレースがかなり後ろでしか見れないしなかなか難しいですが。
次は血統をもっと勉強したくなった。そういった本買って読もうと思う。

自分は典型的なディープ世代。あれ見てはまった人間です。ディープだと春天がオススメです、化け物すぎる…。
安田記念は負けました。ダノンキングリーは切っちゃってたよ。グランも苦しい中最後すごかったけどやっぱ同じようなローテとレース状況で勝ちきったウオッカがいかに化け物だったかと思い知った。

読書記録:『地震 ー どのように起きるのか(サイエンス・パレット SP 036)』

比較的新しい本で読んだものはこれから感想を乗っけていこうと思う。言いたいことをつらつら書いていくスタイルで行こうと思う。

読んだ本

  • 地震 ー どのように起きるのか (サイエンス・パレット SP 036)
  • 纐纈一起著
  • 丸善出版(2020)
  • ISBN:978-4-621-30509-6

地震: どのように起きるのか (サイエンス・パレット)

地震: どのように起きるのか (サイエンス・パレット)

  • 作者:一起, 纐纈
  • 発売日: 2020/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

感想

twitter で面白いと流れてきてポチって読んでみた。
ページも少なく文庫本サイズ、しかも1000円+税と安い!レベルとしては物理やったことのある人からすれば全然重くない部類の計算でこの手の本には珍しく行間もほぼなし。読むのに時間かかる自分でもすぐに読み切れた。流体力学(または連続体力学)とベクトル解析(Gauss の定理とかあの辺)かじったことがある人なら2章の相反定理(P.48)以降*1から読み始めて大丈夫。
あと自分が思う一番のおすすめは物理数学の演習とかでベクトル解析の身近な題材探している人じゃないかと思う。地震動の導出までやればベクトル解析だけじゃなくて電磁波の輻射でやるような内容の計算も入ってるのでなお美味しい。久しぶりにこの手の計算して楽しかった。

内容としては

  • 地震におけるダブルカップルの導出
  • 震源モデルにおける P 波と S 波の導出

がメイン、というかそれが全て。特に後者のモデルで Helmholtz 分解から縦波/横波と P 波 / S 波の関係が出てきたのは素直になるほど~となった。
逆に上の2つがほぼすべてという超ピンポイントな本なので地震学全般を学びたい人からすると用途としては外れるかな。あと数式を読み飛ばすタイプの人には向かない本だと思う。

参考になるもの

相反定理(P.48)導出前まで

P.33 にて「熱力学からの要請で」(69)式を導入してる部分はこの講義資料(第15回 構成方程式)や連続体損傷力学 P.46 にもあるようにひずみエネルギー関数が全微分可であることを言ってるのだと思う。ただ P.33 に書いてある”熱力学が存在を保証してくれる”というより、仕事の考え方からして主軸上ではきれいな2次式でかける(=もとの座標系に直すと2次形式でかける)ことがあってそれが"エネルギー"として扱えるつまり積分経路によらないためには全微分性を持たなければいけないという流れな気がする…。

テンソル周辺が分からなくなった場合はこれの2章 テンソル解析の基礎がおすすめ。もともと後々に使うための準備ということもあって(自分が思うに)物理系の人間が好みなレベルでまとめてある。まあ今回読む上ではそこまでの理解は必要ではないと思うけど。なお、2.5節と2.6節は今回は飛ばしても大丈夫な内容。ちなみに特殊相対論・流体力学で断片的な理解だったテンソルをきちんと整理できたのはこれのおかげ。こいつ自体は3章まで読んで放置してる。

若干本題とはそれるが備忘録として。軸性ベクトル、極性ベクトルについてわかりやすく解説してある記事。

応力テンソルの対称性の導出は自分的にはこっちのほうがわかりやすいと思ってる。どこかでこの手の導出見たんだがどの本に書いてあったか忘れた。

相反定理(P.48)導出後から

ある程度しっかり書いてある電磁気学の教科書ならたいてい載ってる計算なのでそれを見るといいと思う。
自分がよく読んでたものなら次の2冊。別にこれら以外でも大丈夫だと思う。

理論電磁気学

理論電磁気学

電磁気学演習 (物理テキストシリーズ 5)

電磁気学演習 (物理テキストシリーズ 5)

*1:3章から読むと数式中のノーテーションで???になるのでこのあたりから読むといいと思います。ちなみにこの相反定理は静電気分野の相反定理と題材は違うものの同じ種類のものです。

PC 買い替えた

ちょっと前に PC を買い替えた。

買ったデスクトップ PC

  • 購入日:2021年1月上旬
  • 届くまでかかった日:1ヶ月程(注文前は6週間以上、注文後すぐは半年後!とかだったけど次第に納期が短くなっていって最終的に1ヶ月ちょいで到着)
  • メーカー:Lenovo
  • 製品:Lenovo Legion T550i-ブラック(90NC0070JM)
  • 製品仕様書:https://www.lenovo.com/jp/ja/static/catalog/dt-2020-t550i_amzn_0527
  • 金額(以下金額は買った当時のもの):15万円

スペック

  • CPU:Core i7-10700 2.90GHz (8C16T)
  • メモリ:16GB(8GBx2) DDR4-2933

 ⇒ 32GB(8GBx4) ※DDR4-2400 として動作

 ⇒ HDD 2TB/M.2 SSD 512GB+M.2 SSD 1TB 増設

増設

  • メモリ:空きスロット2つに 8GBx2 を増設。合計32GB(8GBx4)。Crucial CT2K8G4DFS832A DDR4-3200、2枚組で8000円。メモリスロットがくっそ硬かった。グラボをはずしてやろうと思ったけどこいつの爪もくっそ固くて結局つけた状態でなんとか取り付けた。

⇒ 何故か DDR4-2400 としてしか機能しない。BIOS の設定項目にもない。増設前がどうだったか不明だしもうメモリ抜き差ししたくないからこのままだな…。

感想

もともと汎用ノート PC (HP Pavilion 15-cu1000 8万円+メモリ増設 8GBx1 DDR4-2666 Crucial CT8G4SFS8266 4000円)使いで不満がなかったで今回のスペックに不満はない。
大して負荷かけてないからなんとも言えないけど今の所音も静か。15万円でこの性能なら満足だわ。
強いて言うなら外付け光学ドライブや SD カードリーダが必要なこと、前面側の USB ポートが少ないことと USB 3.0 なのに端子が青色じゃないことがイマイチ。まあどれも「だからダメ」と言うレベルのものじゃないから不満はないけど。

RTX 3070 にしたい欲がないこともないが今くっそ高い、そもそも手に入らない、メモリ増設時にグラボの爪が硬すぎて外せなかったことからあんまりやる気がない。3070にしたところでそのスペック間違いなく持て余すからな…。*1

*1:(追記:2021/03/15)今見たら RTX 3070 もバリエーションに加わってる。+2万円で 2070 Super→ 3070 (電源等の他の仕様は据置き)だった。今の希少性からするとしくったかもだけど欲しくなったらでいいか。まあ電源もギリギリだからもしグラボ買うときは電源の容量 UP とセットかな。